AIで品質管理をアップデートする次世代のX線検査・新スタンダード

「AI 異物判定システム」とは?

AI画像認識による異物判定装置とX線検査機を
組み合わせたシステムのことです。
通称「ファッションドクター」といいます。

検品したいアイテムをファッションドクターに通すと、X線で撮影後、その画像を元にアイテム内に折れた針などの異物が混入していないかをAIが判定。異物を検知した場合は異物の場所をディスプレイで示し、ビープ音でも知らせます。

ファッションドクターの最大の特長は、
初めから高い異物検知能力を持つ
「標準AI検査モデルファイル」がインストールされていること。
導入後、すぐに使用でき、当社の専門スタッフがAI学習を継続的に行っていきます。つまり、特別な作業をしなくても、最新の状態に更新されたファッションドクターを使うことができるのです。
(※AI標準契約が必要。)

主な特長

  • アイテム透過画像を4モニターに映写直上、20度角、2つのカメラで撮影し、異物発見の確率を高める

    ファッションドクターは4つの液晶モニター(2画面×2)を持ち、高精細なタッチパネル機能を有しています。4つのモニターの内、上部に設置される2つのモニターにはAI判定画像が映し出され、下部に設置されるモニターにはX線撮影画像が映し出されます。また、正面から見て左側の2つは、ともに直上から20度傾けた位置から撮影された画像が映し出されます。これは角度を付けて撮影することで、直上からの撮影だけでは映らない異物を発見できるようにするためです。

    イメージテック株式会社製2方向2画面同時機種の場合

  • 直感的に操作できる
    ストレスフリーのタッチパネル

    4モニターはすべて高精細なタッチパネル機能を搭載し、ストレスフリーな操作性を提供します。モニターを2本指で触れたまま、広げるような動作をすれば拡大(ピンチアウト/最大5.5倍)、狭めるような動作で縮小(ピンチイン/最小等倍)が可能。1本指でモニター上をスライドすれば、画面の移動ができるほか、拡大表示中も2本指で画面を振れたままスライドすれば、拡大表示のまま画面を移動することもできます。画面の明暗調整なども、任意に設定することができます。

  • 異物の場所を
    ビープ音とともに明確に表示

    X線検査機で撮影された透過画像の中にAIが異物を発見した場合、ビープ音とともに上部2モニターに異物の位置を囲み線で表示します。ファッションドクターが異物の詳細な位置を表示してくれるので、検査員が異物の判定に迷うことが少なくなります。

導入メリット

  • 導入したその日から検査開始FD最大の注目ポイント!

    導入当初よりアパレルから雑貨まで、幅広い製品に対して高い異物検知能力を持つ標準AI検査モデルファイルがインストールされています(AI標準契約)。

    1から学習させる必要はなし!
    導入後、初期設定を行うだけですぐに使用可能です

    • AI 異物検知能力には限界があります
    • 標準AI検査モデルファイルは適宜更新します(AI標準契約)
  • 安定した検品品質を実現

    疲れを知らないファッションドクターがいつでも一緒に検査してくれるため、見逃しの少ない安定した検査が可能です。

  • 人手不足への対応

    ファッションドクターの導入は、いわば熟練の検査員を1人雇うようなもの。検査員の人手不足を補い、検査コストの低減が期待できます。

  • 新人教育に活用

    熟練のX線検査員が現場にいなくても、異物と異物の位置をピンポイントで提案。新人の検査員にとって優秀な教師役を果たしてくれます。

  • 衣料以外にも活用

    異物検知を行うAI検査モデルファイルは、衣料の他にも靴や鞄の専用ファイルも用意しています。そのため、靴や鞄に対しても高度な検品を行うことができます。

  • 検品品質の統一

    お客様によっては、いくつかの検品拠点を持っているところもあるでしょう。各拠点にファッションドクターを導入すれば、検品品質を統一でき、品質向上に寄与できます。

  • 現在ご使用の機材をリフォーム

    イメージテック株式会社のX線検査機を現在使用している場合、機材の一部入替(リフォーム)することで、AI 異物判定システム搭載型として使用できる可能性があります。詳細はお問い合わせください。

使い方

ファッションドクターの操作方法はこちらのYouTube動画でご覧いただけます。

Q&A

お客様からよく寄せられるお問い合わせ内容を
カテゴリー別のQ&A形式でご覧いただけます。
ご契約などの詳細はお問い合わせください。

導入メリット
Q1.検針機とファッションドクターの違いは?
検針機は磁性体を検知するため、作業速度が速いメリットがあります。AI X線検査機であるファッションドクターは、目視検査で検査品質のムラをできるだけなくし異物の位置を特定します。また、0.3mmの大きさの金属の異物をAIでとらえることができるため、致命的な異物が潜む可能性を著しく低下させます。
Q2.ファッションドクターを初めて導入しようと思っていますが、AI機能はどのようなメリットがありますか?
ノウハウを持っていない新しいアイテムや経験のない新人が商品を検査する時、異物の認識、指摘をAIが教えてくれます。異物と正常部分の見分けがすぐにできるようになるので、不慣れな方でも業務に携わることができます。
Q3.現在、X線検査機を使用していますが、AI機能を導入するとどのようなメリットがありますか?
ベテランの負担軽減になります。AIが異物を指摘するので、異物認識の教育の一助にもなります。ベテランの負担が軽減すれば、工程の作業速度向上や新人への指導時間の確保につながります。
Q4.AI機能をX線検査機に導入すると、どのくらいの経費削減になりますか?
X線検査機では、投入前後の作業員効率、画面確認時間が効率のカギになります。AIの導入によって画面の確認時間が20秒以内になれば、効率が上がります。入口への投入者、出口側の梱包者を別途置くなら、確認時間の短縮によって、画面の確認者も応援できるので、さらに作業効率があがります。また、アイテムによっては検査員を減らしてコストを低減することも可能です。
Q5.AI機能をX線検査機に導入すると、検査員は削減できますか?何人ぐらい削減できますか?
投入前準備者、入口側0度照射画面確認者、出口側20度照射確認者、梱包担当者の4名を配置している場合、投入個数やアイテムによりますが、投入準備者と画面確認者の兼務など想定ができます。各工場での配置によりますが、人員数の削減はAIの確認機能によって、現在よりも作業員の負担軽減になります。負担軽減が人員削減につながる可能性があります。当社では1〜2名での検査を行う場合もあります。
導入条件
Q6.現在、X線検査機を使用していますが、今の機材を活用してAI機能を追加導入することはできますか?
イメージテック株式会社製のX線検査機であれば、リフォーム工事によりAI機能を追加導入できる可能性があります。お使いのX線検査機のセンサー世代などによりリフォーム内容が変わりますので、イメージテック株式会社にご相談ください。
ファッションドクター(ハード)
Q7.ファッションドクターは、検針機のように音が鳴りますか?
異物検知や過検知の場合、ビープ音で知らせます。ビープ音はAIディスプレイに表示される前に鳴ります。
Q8.ファッションドクターの4画面ディスプレイはタッチ操作できますか?
23インチの4画面すべてタッチパネル仕様です。上部AIディスプレイでは全画面表示で異物の位置を表示。下部の操作画面ではピンチアウトで異物を拡大(最大5.5倍)することで、異物判定を的確にできます。
ファッションドクター(ソフト)
Q9.AIモデルでのアパレル、靴以外のカテゴリーはありますか?
現行の標準AI検査モデルは、アパレル(カバンなどの雑貨含む)、靴の2種類のAI検査モデルを切り替えて使用する仕様で作成されています。継続してこの標準AI検査モデルの対象製品や検知異物の種類は拡大していきます。一方、カスタムAI検査モデルファイルの作成を行うことにより、特定のアイテムや検知異物に絞ったAI検査を実現することも可能です。別途ご相談ください。
Q10.ファッションドクターを初めて導入したときは、学習させてからでなければ使えませんか?
AI標準契約をご選択頂けば、導入当初より高性能の標準AI検査モデルファイルがインストールされて納品されます。設置したその日からAI検査が可能になります。
Q11.ファッションドクターで検知できる異物のサイズは?
イメージテック株式会社のX線ラインセンサーは最小0.3mm(300dpiの画像解像度で約1ピクセル)を判別撮影可能です。一方AI検知は、撮影した画像から1ピクセル単位で異物を判定しつつ、「アパレル」検査メニューで3ピクセル、「靴」検査メニューで8ピクセル以上の「塊」で検知した時に、異物として表示する設定になっています。従って「アパレル」メニューで約0.3mm、「靴」メニューで約0.8mm以上の異物をAI検知表示する設定です
Q12.ファッションドクターは、アパレル雑貨しか検査できませんか?
AI標準契約にてインストールされる「標準AI検査モデル」は、アパレル・雑貨・靴を中心に7万点以上のX線検査画像から選択されたAI画像学習と、当社が長い検査経験を元に選定した400点以上の「判別すべき標準異物」のAI画像学習の組み合わせで生成されており、幅広いアイテムに対して高性能な検知性能を発揮します。しかし、AI学習をしていない異物や検査アイテムに対しては十分な検知性能を発揮しない可能性があります。今後この「標準AI検査モデル」は継続的にAI学習を蓄積し、より幅広いアイテムと異物検知の種類を広げていきます。一方カスタムAI検査モデル生成の方法を取れば、標準AI検査モデルの対象外のアイテムや異物に対して、高い検知性能を発揮させる可能性があります。別途ご相談ください。
Q13.どのくらいのサイズの商品を投入できますか?
イメージテック株式会社のITX-S75DTの場合、撮影できる最大サイズは、底辺幅740mm、高さ320mm位置の上辺幅499mm、高さ320mm、長さ2,200mmまで(撮影設定で可変)となります。X線の撮影範囲と同じ範囲で、AIによる判定機能が使用できます(X線検査機の撮影範囲と同じ)。
Q14.衣類以外の特定の商品(特定のアイテム類)は、AIで判定できませんか?
AI標準契約にてインストールされる「標準AI検査モデル」は、雑貨、靴などアパレル以外の幅広いアイテムに対応していますが、AI学習をしていないアイテムや異物には、十分な検知性能を発揮できない可能性があります。また、金属の影に隠れた異物など、X線検査画像で目視が不可能な異物については、AIも判定ができません。一方、カスタムAI検査モデルの作成(別途契約)により、特定のアイテムと異物に対して高い検知性能を発揮させる可能性もあります。
Q15.付属品の多いアイテムでも検査できますか?
AI標準契約にてインストールされる「標準AI検査モデル」は、付属品の多いバックなどのアイテムの異物(針など)を検知できます。しかしアイテムにより、異物の検知とともに、正常装飾物を過検知する場合もあります。過検知の多いアイテムについて、正常装飾物をAI追加学習させることにより、過検知を減少させる可能性があります。別途ご相談ください。
Q16.ファッションドクターは、コンベア検針機ほど検査精度は上がらないのではないですか?
コンベア検針機とX線検査機の検査能力には一長一短があります。検針機の検査は作業スピードに優れています。一方、X線検査機は目視による判定により、異物の位置、サイズの特定が出来、検査画像の記録が残ります。更にAI機能により微少な異物の検知が可能になります。
検査機能
Q17.ファッションドクターは、検査員の不要な自動化検査が可能ですか?
検査員は必要です。最終の異物判定は人間が行う必要があります。AIは万能ではなく、人間のように見落としもします。AIは経験(AI学習)を蓄積できるシステムですので、検査精度は向上し、人間の判断に優れたサポートをしてくれますが、現時点で人間が不要になるシステムとしては設計されていません。
Q18.AIの見逃し、過検知はどのような状態を指しますか?
異物があるのにAIが検知を見落とすことを「見逃し」。正常な部分なのにAIが異物として検知することを「過検知」といいます。
Q19.AIの見逃しと過検知をゼロにはできないのですか?
検査物の形状及び異物の形状と位置に、様々なケースがある以上、AIによる「見逃し」と「過検知」を完全に無くすことは現時点ではできません。「標準AI検査モデル」では、見逃してはならない異物の学習と、過検知を減少せる正常部の学習を、熟練の検査員がバランスを考えながらAI学習を繰り返しています。過検知を減らすと、見逃しが増えるというトレードオフの関係にもあります。過検知は少し容認しつつ、見逃してはならない異物の検知性能を上げ、また、人間が容易に見分けられる大型異物よりは、小さな異物検知の性能を上げるなどのさじ加減が重要になります。
Q20.AI検査のメニュー指定で、アパレル、靴以外のカテゴリーはありますか?
現時点で、AI検査プログラム(gLupe X-Ray Inspector=AIDくん)の標準操作画面では、アパレル、靴の2個の検査メニューが選択できる仕様になっています。近い将来、カスタム検査モデルの登録、選択に備えて複数(5個程度)の検査モデルが選択可能になるよう、追加開発を予定しています。
Q21.標準AI検査モデルでは、どのような異物を検知できますか?
当社が長年の検査経験を元に作成した400点以上の標準異物(針、ホチキス、クリップ、ネジ、釘、安全ピン、金属片、石、砂粒、砂鉄、樹脂カス、カッター、ハサミなど)を、異物検知対象としてAI学習をしています。一方、検査対象異物として混入する可能性の低いモノは学習対象に入っておらず(例えばライター)AIは異物検知しません。今後対象が広がるコトに合わせて異物検知の学習対象を広げていきます。現時点では、比較的小さなサイズの異物を見逃さない検知性能に調整しています。
AI学習
Q22.AI学習は自動的に行われないのですか?
AIが自動学習する機能は一般によく知られていますが、ファッションドクターが主に検査対象とする、アパレルや雑貨では、検査の対象物の形状、異物の形状、混入位置が多岐に亘ります。また、状況により異物の判定基準が変化する事例が多く見受けられます。このような複雑な検査対象を、現時点の使用可能なAI技術で自動学習させると、人間の判断(状況により変化)と異なる判定結果を示すことや、蓄積した学習成果を壊してしまうことが判明しています。将来的に、AI自動学習が出来る時が来るかもしれませんが、現段階では熟練の検査員がAI学習をコントロールし、高いAI検知性能を維持することが、重要と考えています。
Q23.なぜAI学習を人が管理するのですか? 時代遅れではありませんか?
形状が様々な、衣類・雑貨に於いて、現時点の使用可能なAI技術では、人間がコントロールするAI学習が、実質的な高い性能のAI検知を達成・維持できると考えています。
Q24.AI学習を自社で行うことはできますか?
高価な開発ソフトと機材を調達すれば物理的には可能かもしれませんが、運用の熟練など時間と経費がかかります。別途契約が必要ですが、御社の検査画像を使用した専用のカスタムAI検査モデルの作成を承りますのでご相談ください。(AIカスタム契約)
Q25.自分が検査した画像で、AI学習させるにはどのような方法がありますか?
御社の検査画像を使用した、カスタムAI検査モデルの作成を承りますのでご相談ください。別途契約にて御社検査画像の使用許諾契約などを締結させて頂きます。
AI検査モデル
Q26.AIカスタム契約(追加オプション)をした場合、AI検査モデルファイルの作成にはどのくらいの期間が必要ですか?
検査対象物、検知異物など、AI検知成果を出す為のAI学習の難易度により異なります。異物学習、正常部学習の必要点数によります。特定のアイテム、特定の異物に絞ったAI検査モデルが比較的短時間で作成可能と思われます。
Q27.標準AI検査モデルで検査できない対象商品や、異物があった場合は、どのようにすればできるようになりますか?
AI標準契約にAIカスタム契約を組み合わせるコトで、標準AI検査モデルを活用して新たな異物の学習を行い、検査対象を広げられる可能性があります。検査アイテム及び異物の内容によりますのでご相談ください。
Q28.標準AI検査モデルは、どのようにAI学習されるのですか?
当社が長年の検査経験を元に作成した400点以上の標準異物(針、ホチキス、クリップ、ネジ、釘、安全ピン、金属片、石、砂粒、砂鉄、樹脂カス、カッター、ハサミなど)及び標準検査サンプル(シャツ、靴、カバンなど)を、X線検査機を使用してX線画像にした後、AI学習ワークステーションを使用して、人的にAI学習を行いました。
これにより生成された「AI検査モデルファイル」を「初期モデルファイル」と呼びます。異物については、撮影される方向によって異なる形状に見える為、3方向からの画像がAI学習に使用されています。この「初期モデルファイル」に当社のX線検査ラインから取得した7万点以上のX線検査画像から約800点以上の学習データ(教師データ)を選択しAI追加学習を積み重ねたAI検査モデルファイルが、現在ご提供している「標準AI検査モデル」になります。当社内で確認された「見逃し」「過検知」を継続的に追加学習することにより、現在の幅広いアイテムと異物に対する高い検知性能を実現しています。この追加学習は今後も継続的に行い、より性能を高めた「標準AI検査モデル」を適宜ご提供して参ります。
Q29.標準AI検査モデルの今後の更新予定は?
当社内X線検査ラインで継続的に収集する、「見逃し」「過検知」に対する画像データ(教師データ/評価データ)を、「標準AI検査モデル」に対して継続的、且つ人的に追加学習し、検知性能の向上が確認され次第、適宜更新ファイルとしてご提供予定です。(不定期更新)
ご契約
Q30.AIカスタム契約(追加オプション)をした場合、画像データはどのように利用されますか?
AIカスタム契約の場合、AI学習に使用するX線画像データ(学習(教師)データ/評価データ)をご提供頂きます。この画像データは、このAI学習以外には使用しません。また、生成されたAI検査モデルファイルには、ご提供頂いたX線画像データは含まれない構成になります。ご提供頂く画像について、別途使用許諾契約を締結させて頂きます。また、AIカスタム契約で生成されたAI検査モデルファイルは、ご契約頂いたお客様専用のファイルとして、他のお客様へのご提供は行いません。
Q31.AI標準契約をした場合、画像データはどのように利用されますか?
「標準AI検査モデルファイル」への追加学習は、原則当社内のX線検査ラインから取得するX線画像データ(学習(教師)データ/評価データ)からのみ実施します。従ってお客様が撮影されるX線画像を使用することはありません。「標準AI検査モデルファイル」への、お客様のお手元の画像を使用したAI追加学習をご希望の場合は、別途ご相談ください。AIカスタム契約の併用など、ご対応を検討いたします。
Q32.X線検査システムの購入とAI機能を一括して、1つの会社と契約できませんか?
原則、X線検査機機材(AI対応機材含む)に関するご契約は、イメージテック株式会社と行って頂き、AI機能稼働に関する、ソフトウェア、AI知能(AI検査モデル)のご提供、更新サービスについては、弊社(株式会社桑原)とご契約をお願い致します。イメージテック株式会社様と弊社は、密接に連携して機材のご提供、AI機能のご提供を実行して参ります。
Q33.ファッションドクターの導入や契約手順は?
機材のお見積もり(イメージテック株式会社)と平行して、AI機能のご提供のご相談、お見積もりを弊社で行います。AI機能のご提供に関するソフトウェア、ソフトウェア、AI知能(AI検査モデル)のご提供、更新サービスについては、弊社(株式会社桑原)とご契約をお願い致します。機材のご納入、AI機能の稼働確認まで、イメージテック株式会社と弊社が密接に連携してサポートさせて頂きます。AI標準契約メニューは、「初期導入費用」と、継続して「標準AI検査モデル(AI知能)」をご使用いただく為の「サブスクリプション費用」で構成されます。
Q34.AI標準契約以外にAI機能を契約する方法はありますか?
ファッションドクターのAI機能をご使用いただくには、AI標準契約のご利用が必要です。標準AI検査モデルでカバーできない、検査アイテムや検知異物がある場合は、追加オプションとしてAIカスタム契約をご利用頂けます。
Q35.カスタムAI契約とはどのような契約ですか?
AIカスタム契約は、AI標準契約で提供される「標準AI検査モデル」でカバーできない検査アイテムや検知異物がある場合、AI標準契約に追加オプションとしてご利用できるサービスです。お客様からAI学習用の画像データを支給頂き、専用の「カスタムAI検査モデル」を作成します。別途内容により都度お見積もりさせて頂きます。カスタムAI検査モデルの制作に必要とする期間は内容によって異なります。また期待できる検知性能を発揮できない場合があります。
Q36.AI標準契約でのサブスクリプション契約のメリットは?また、なぜサブスクリプション契約なのですか?
AI標準契約は、直ぐにAI機能の使用を開始できる「標準AI検査モデル(AI知能)」のご提供を前提にしています。 この「標準AI検査モデル」は、継続的に弊社内でAI学習を人的に積み重ね更新していきます。この更新データを継続的にお客様にご提供する為に、サブスクリプション方式でのご契約方法を採用させて頂きました。
Q37.AI標準契約は途中で解約できますか?
1年目は解約できませんが、2年目以降(有償AI使用契約開始月より12ヶ月経過後の翌月より)1ケ月単位で解約が可能です。但し解約月の末日にてAIプログラムの使用ができなくなります。
Q38.AI標準契約を一括買取の契約にできませんか?
申し訳ありませんが、AI標準契約はサブスクリプション契約のみになります。
Q39.AI標準契約の契約期間は最低何ヶ月必要ですか?
初期導入時、1年の契約をお願いしております。2年目以降は、1ヶ月単位での契約または解約が可能です。また、初期導入時の初月は試用期間とし、2ヶ月目からの有償サブスクリプション契約とさせて頂きます。初月内であればサブスクリプション契約(初年度1年)の取り止めが可能になります。但し、初期導入費は申し受けると共に、2ケ月目よりAIプログラムの使用ができなくなります。
Q40.公的補助金(ものづくり補助金など)を活用したファッションドクターの導入方法はありませんか?
政府、地方自治体への補助金申請が、AI機能付きのシステムとして認可されやすくなる可能性があります。ものづくり補助金の例で、導入経費の2/3が補助金で賄われる可能性があります。弊社の提携会社がこの補助金申請の支援を行っています。別途ご相談ください。
Q41.ファッションドクターの購入方法や価格は?
ご契約内容や販売価格の詳細は、このページの下部にある「お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。

用語説明

AI検査モデル(ファイル)
AI 異物検知プログラム(gLupe X-Ray Inspector =AIDくん)上で、AI 異物検知をする為に稼働する、AI知能ファイルのことです。
標準AI検査モデル(ファイル)
AI検査モデル(ファイル)の1つで、幅広いアパレル・雑貨アイテムと、当社がX線検査の経験を通して作成した標準異物(400種以上)画像群をAI学習して生成されたAI知能ファイルのことです。
今後も、当社内で継続的にAI学習を積み重ね、AI検知性能を向上していきます。このAI検査モデルファイルを使用すると、導入したその日からAI X線検査を開始できます。AI標準契約をご契約頂いたお客様のみに提供されます。
カスタムAI検査モデル(ファイル)
AI検査モデル(ファイル)の1つで、お客様から提供されるAI学習用のX線検査画像群(学習データ(教師データ)/評価データ)から独自に生成されるAI知能ファイルのことです。お客様専用に生成されるファイルで、AIカスタム契約を締結頂いたお客様に提供されます。AI学習に一定の期間を必要とする為に、AI機能の使用開始に一定の期間が必要です。
ワークステーション
一般的なデスクトップパソコンの形状をしていますが、役割としてはAI X線検査機の動作を管理しており、2つのプログラム(.exe)を実装しています。
1つはイメージテック株式会社が提供するX線検査機動作管理・撮影・表示・記録プログラム。もう1つは当社が提供するAI異物検知・記録・表示プログラムです。
また、AI画像認識を行う高性能の画像ボード(GPU)が装着されています。
AI学習
ファッションドクターでは、X線検査画像群(学習データ(教師データ)/評価データ)から、AI学習ワークステーション使用して、AI検査モデルファイル(AI知能ファイル)を生成する作業のこと。
AI学習ワークステーションを熟練の検査員が人的に操作し、複雑で多様なアイテムや異物の検知に、高性能の検知能力を示すAI検査モデル(ファイル)を生成しています。
AI学習ワークステーション
当社で人的に操作し、学習セット画像によりAI学習を行うことで、AI検査モデルファイルを生成する装置。
AIクラウドサーバー(現在準備中)
インターネットのクラウド上に置かれたサーバーで、主にファッションドクターのAI機能動作を認証する機能を持ちます。
AI機能付きのX線検査機のワークステーションを、インターネットに接続し、機材立上げ時に毎回AI動作認証を行う仕組みです。AI標準契約または、AIカスタム契約を締結したワークステーションが動作認証されます。
近い将来、AI検査モデルファイル、AI検査プログラムの更新をAIクラウドサーバー経由で行えるなど、機能の拡大に向けて開発を進めています。(現在準備中)
イメージテック株式会社
静岡県浜松市に本社を置く、X線検査装置メーカー。
X線ラインセンサーカメラを使用したアパレル、工業製品の各種検査システムを開発・製造・販売しています。ファッションドクターは同社の製品専用に開発されています。
ホームページ : https://www.imagetech-kk.com/
E-mail : sales@imagetech-kk.com

製品仕様

X線検査機
  • X線ラインセンサー:イメージテック製第3世代センサー以降/0° 20° 二方向同時二画面
  • X線検査機管理プログラム:AI 異物判定システム専用 X線検査機管理プログラム
  • AI画像ボード(GPU):NIVIDA社製 RTX A2000(6GB)以降、DisplayPort 4出力
  • PCスピーカー(ビープ音再生用):音声出力5W以上推奨
  • Full HD タッチパネルディスプレイ(EIZO社製)4台

当システムは、イメージテック株式会社製X線検査機専用に開発されています。
詳細はイメージテック株式会社(https://www.imagetech-kk.com/)にお問い合わせください。

AI 異物判定システム・X線検査機搭載型(AI標準契約によるシステム提供)
  • AI 異物判定プログラム:gLupe X-Ray Inspector(fashion doctor.exe=AIDくん)
  • AI検査モデルファイル:標準AI検査モデルファイル 随時(不定期)更新

    カスタムAI検査モデルファイル生成・ご提供については別途ご相談ください。

  • AI 異物判定システム認証ライセンス:gLupe ランタイムライセンス

お問い合わせフォーム

ファッションドクターについてのお問い合わせは、下記フォームより承ります。
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